2009年07月01日

【デス・レース】デスレース2008は究極の娯楽か、現代版グラディエーター



090701-01.jpg 冒頭のナレーションにあるように、この映画は現代版の『グラディエーター』といってよい。古代ローマの剣闘士の戦いを現代風にしてスピード感を煽っている。それが近代兵器で武装した自動車同士のレースという設定なのである。刑務所が民間委託されても、囚人同士の殺人レースが行われることはないだろうが、普通のカーレースでもクラッシュする瞬間を見たくて観戦している人も結構いるだろうから、そういうレースがあれば金を払う人はけっこういるだろう。

 ストーリーもリドリー・スコットの『グラディエーター』に近いものがあるかも。図らずも殺人刑務所のレーサーにされてしまった主人公は、自らの運命に立ち向かっていく。最後に復讐を果たしたのは本人ではないが、運命に逆らうのもまた運命ということか。

  派手な銃撃戦を目玉にしたカーアクション映画かと思いきや、主人公ジェンセンと刑務所の所長ヘネシーのきわどい駆け引きでストーリーが読めなくて、見応えがあった。派手なカーアクションに見とれていると、次の展開で裏切られてあっと驚く。飽きのこない脚本が良かった

 銃をぶっ放しながら、ゲーム感覚でレースをする映像は迫力がある。スピードを競うカーアクションではなく、互いにぶつかり合うアクションが見所なのである。これが手抜きになっていないところは、さすがポール・W・S・アンダーソンであった。

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 ただ、あまり残虐にならないようにするためか、ナビにいる女囚たちが死ぬシーンは少なかった。ジェンセンの相棒ケース(ナタリー・マルティネス)を除いて、彼女たちはレースカーが大破したときにレーサーと同じ運命を辿ったに違いないのに、実際には女囚のナビが死ぬシーンは、14Kの隣にいて戦艦にドリルをぶち込まれるアジア系のナビだけであった。

 主人公のジェンセン・エイムズを演じるジェイソン・ステイサムは、いまはすっかりアクション映画の大スターになってしまった。ステイサムの印象はジョン・カーペンターの『ゴースト・オブ・マーズ』のジェリコ役の軽い印象がなかなか頭から拭えないのである。そんなわけで、いままでステイサムが主演したアクション映画は観たことがなかったが、あの均整の取れた肉体美をみるとアクション映画で主演することに納得。なお、『ゴースト・オブ・マーズ』のころのステイサムには、まだ頭にフサフサしたものがもう少しあった。









 
posted by jin-k at 22:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | アクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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