2010年01月22日

【G.I.ジョー】シエナ・ミラーはアクション映画のニューヒロインになるか



 スティーヴン・ソマーズ監督のアクション大作。ハムナプトラシリーズ、『ヴァン・ヘルシング』は過去に題材をとったが、今回は近未来を舞台に最新兵器を駆使した戦闘アクションが繰り広げられる。G.I.ジョーと世界制覇を企む武器商人との戦いがスピーディなテンポで展開する。

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 この映画の主役はなんといっても、男爵夫人のアナを演じているシエナ・ミラーだろう。黒ずくめの彼女の歩く姿のなんと凛々しいことか。ソマーズはシエナ・ミラーにアクションをさせたいために、この映画を撮ったのではないかと思えるくらいだ。『ヴァン・ヘルシング』でもケイト・ベッキンセイルが演じたヒロインは「アナ」だった。ソマーズが「アナ」に固執する理由が何かあるに違いない(単なる偶然? 本当は何もないかも)。

 しかしいまなぜ「G.I.ジョー」なのだろうか。近未来の話だし、全く新しく秘密の精鋭部隊を創作しても良かったと思うが、あえてそれを「G.I.ジョー」と呼んだのは、話題性を持たせるためだろう。「G.I.ジョー」とした方が親近感が湧くことは確かだからである。

 近未来の敵方の兵器として頻繁に登場するのは

パルス砲

である。日本語の吹き替えでは「パルス砲」となっているが、英語の音声や字幕では「cannon」としているだけ。「cannon」というのは大砲のことなので、どのような仕組みの砲弾なのかはわからない。映画を見ていればそれが

衝撃波

であることがわかるので、もう少し馴染みのある言葉に言い換えると、「波動砲」という意味だろう。EMPなどの電磁パルスではなさそうだ。ただし、ターゲットに当たる前に「ため」が入るのはよくわからん。「ため」た方が衝撃が大きくなるという意味で、映像的には面白いけどね。緊迫感があって効果あり。

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 正直言って細かいことを気にしていると、面白みがなくなるので、軽快なアクションを楽しむべき映画。続編を意識して原題は「G.I. Joe: The Rise of Cobra」となっている。次回作があれば、Cobraはさらに過激な行動に出るに違いない。あとは新たに強敵を追加して、ストーリーを複雑にするかな。

 ちなみに「G.I.ジョー」は単純に兵士のこと。第二次世界大戦中のアメリカ軍兵士をそう呼んだ。支給品に「Galvanized Iron(亜鉛メッキ鉄)」の略称として「G.I.」として書かれていたことで、多くの兵隊は「Govermment Issue(官給品・軍の規格品)」のことだと勘違いしたらしい。詳しくはこちらで。映画の中でもリップコードがデュークのことを「He was Govermment-Issued.」と呼ぶシーンがある。

 主演のデューク大尉にチャニング・テイタム、かつての恋人にシエナ・ミラー。デュークの同僚リップコードにマーロン・ウェイアンズデニス・クエイドのホーク将軍に率いられるG.I.ジョー、ヘビーデューティにアドウェール・アキノエ=アグバエ、G.I.ジェーンのスカーレットにレイチェル・ニコルズ、科学技術担当のブレーカーは『スリー・キングス』でイラク兵を演じていたサイード・タグマウイ

 黒ずくめの忍者スネークアイズは『X-メン』のトードや『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』でダース・モールを演じていたレイ・パーク。スネークアイズとは「兄弟」のストームシャドーには日本人ではなく韓国の人気俳優イ・ビョンホンが配役されている。

 義理堅いソマーズは今回も

ケヴィン・J・オコナー

を起用した。ちょい役だけどね。『ハムナプトラ』で共演したブレンダン・フレイザー(ストーン軍曹)やアーノルド・ヴォスルー(ザルタン)も登場する。はたして『G.I.ジョー』の続編はあるやなしや(ソマーズの次の監督作品は、SF破滅ものみたいですけどね)。興行収入は制作費を上回っているので、可能性は大きそうだ。








posted by jin-k at 21:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | アクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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